病院で様子見と言われたら――フットケアサロンでできること

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「病院?サロン?」よくある迷い

あるお客様がうおのめのケアでサロンに通っていることを、ふと友人に話したときのことです。

「え、どうして病院に行かないの? サロンって高いんでしょう? 何回も通わなきゃいけないなんて、病院で切ってもらえばすぐ治るんじゃないの?」

――巻き爪やうおのめで長年悩んでいる方ほど、周囲からこう言われてしまうこと、結構あるんです。

でも実際のところ、「病院で切ってもらえばすぐ治る」というものではないんですよね。だからこそ、何度も同じ場所にうおのめができたり、巻き爪を繰り返したりして、いつまでも「いたちごっこ」から抜け出せない方が多いのが現実です。

病院とサロン、そもそも役割が違う

分岐点・矢印標識のイラスト、または悩む表情の人物シルエット

そもそも、病院と保険診療という仕組みは「病気の治療」を目的に作られています。うおのめ・巻き爪・外反母趾は、命に関わるような病気ではないため、「治療の対象」としては扱われにくい構造があります。

だから病院に行くと、「経過観察(様子見)にしましょう」「痛みが強くなったら手術を検討しましょう」と言われることが多い。これは医師が冷たいわけでも、間違っているわけでもなく、保険診療という制度そのものの目的が「病気を治すこと」に限定されているからなのです。

「切ってもらえばすぐ治る」というイメージと、実際の医療現場で行われていることの間には、こういうギャップがあります。

「様子見」は「何もしなくていい」ではない

血圧計のイラストや、数値目盛り(135→140)を視覚化したシンプルな図

ここでひとつ、大切な誤解を解いておきたいと思います。

「様子見」「これ以上は無理」と言われると、多くの方が改善そのものを諦めてしまいます。でも「様子見」は、決して「何もしなくていい」という意味ではありません。

たとえば血圧を例に考えてみましょう。高血圧と診断されるのは140/90mmHg以上。では、血圧が135だった場合、あなたならどうしますか?

「140を超えるまで、様子を見ておこう」と待ちますか? それとも、すでに”高値血圧”という、生活改善が推奨される段階に入っていると捉えて、今から食事や運動を見直しますか?

医学的にも、135という数値はすでに「生活習慣の改善が望しい」とされる範囲です。病院で「様子見」と言われるのは、あくまで「今すぐ薬による治療が必要な段階ではない」という意味であって、「何もしなくていい」というお墨付きではないのです。

足の悩みも、まったく同じ構造です。病院で「様子見」と言われたとしても、その間に自分でできることは、実はたくさんあります。

こんな時は病院へ

もちろん、病院での診療が必要なケースもはっきりあります。

  • 患部に感染・炎症・出血を伴っている
  • 糖尿病など、基礎疾患をお持ちである
  • 骨の出っ張りの見た目を改善したいなど、外科的な処置(手術)を希望している

このような場合は、迷わず医療機関を受診してください。

ただし、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。手術は「今ある変形」を外科的に整えるためのものであり、生活習慣や歩き方の癖、靴選び、遺伝的な要因といった”そもそもの原因”まで解決してくれるわけではありません。だだからこそ、手術後にまた同じ悩みを繰り返してしまう方も、実は少なくないのです。

こんな時はサロンへ

  • 病気とは言えないけれど、繰り返し困っている
  • 市販薬や、安価なケア店での”いたちごっこ”からそろそろ抜け出したい
  • 手術で一度は形を整えたけれど、また同じ場所に繰り返し悩まされている
  • 忙しい毎日(介護、仕事、家事)の中で、無理なく続けられるケアを探している

うおのめや巻き爪、外反母趾の根本原因は、生活習慣・食事・歩き方の癖・靴選び・遺伝など、人によってさまざまです。お一人お一人のライフスタイルを丁寧に紐解き、靴のチェックまで行うような”踏み込んだケア”は、そもそも保険診療(=病気の治療)の目的の外にあるもの。だからこそ、それは本来、ご自身で向き合い、投資すべき領域なのだと私たちは考えています。

朝から晩まで忙しく動き回って、実家のことも気にかけながら、自分のことはつい後回しにしてしまう。それでも、「一生、自分の足で歩きたい」という願いは、誰の心にもあるはずです。

放置するとどうなるか

「様子見」のまま、何もせずに時間だけが過ぎていくと、足のバランスの崩れが徐々に歩き方全体に影響し、膝や腰、全身の負担へとつながっていくことがあります。

「歩けなくなったら、家族に迷惑をかけてしまうのではないか」――そんな不安、感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか。だからこそ、「まだ病気とは言えないレベル」の今のうちに、できることから始めていただきたいのです。

よくある質問

病院で「様子見」と言われたら、どうすればいいですか?

様子見=何もしなくていい」ではなく、「今すぐ治療が必要な段階ではない」という意味です。その間にできる生活習慣の見直しや専門的なケアを取り入れることをおすすめします。

サロンと病院、両方に通ってもいいですか?

部位が異なる場合や、時期を分けている場合は問題ありません。ただし、同じ部位を病院で治療中(例えば、うおのめで皮膚科に通院し、薬を処方されている状態)の場合は、その部位のケアをサロンで並行して行うことはできません。

サロンは高いと言われました。実際どうなのでしょうか?

回あたりの金額だけを比べると、そう感じられるかもしれません。ただ、繰り返し悩まされる状態から抜け出すための”根本ケアへの投資”と捉えていただくと、また違った見え方になるはずです。予約制で待ち時間がなく予定を立てやすいのもメリットです。

何回くらい通えば改善しますか?

改善をどの状態と考えていらっしゃるかがポイントです。ダ・ヴィンチのあしに初めて来店されるお客様のほとんどがお帰りの際には「痛みがなくなった」「かなり良くなった」とおっしゃいます。

ですが、再発しない状態を望むのであれば、かなり個人差があります。だからこそ、お一人お一人のペースに合わせて伴走させていただいています。

まとめ

「病院?サロン?」と迷ったときは、どちらが正解ということではなく、「今の自分の状態に合った選び方」があります。

病気と診断されるレベルなら病院へ。そこまでではないけれど繰り返し困っているなら、根本原因に向き合うサロンへ。

一生、自分の足で歩いていくために。今日からできることを、一緒に見つけていきましょう。

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ドイツ式フットケアダ・ヴィンチのあし代表藤川由佳里

藤川ゆかり

熊本県熊本市のドイツ式フットケアサロン「ダ・ヴィンチのあし」代表、足と靴の専門家としてこれまでに4,000人以上の足の悩みに向き合い、施術を行ってきました。

足爪補正や角質ケア、歩行改善を通じて、痛みの根本改善をサポート。特に副爪や巻き爪、タコ・魚の目のケアに精通し、再発しにくい足づくりを提案しています。

また、最新のフットケア技術や歩行メカニズムについて学び続け、専門知識を活かした情報を発信中。「いつまでもどこまでもこの足で」歩み続けるあなたをサポートします

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