爪から読み解く体の状態
手の爪に白い点模様が出たら「彼氏ができる」なんて学生の時いってませんでした?
実は爪にでる白い点はある栄養素が欠乏しているサインなんです。
中医学で「血余」のバロメータ
漢方や薬膳の世界では爪や髪は「血余」(けつよ・血の余り)でできているといわれています。体に血が足りていないと爪まで栄養が行き届かず、脆い、色が悪くなるなど変化が出てきます。
漢方医の先生は爪や髪も病気の判断材料にされるそうです。
様々な爪
①白い点 亜鉛不足
お恥ずかしながら私の手の爪です。これは亜鉛不足のサイン。彼氏ができる前触れではない(笑)
亜鉛をたくさん含む食品を食べましょう。牡蛎ですね!
女性の一日目標量は8mg。生牡蛎だと60g相当。
②縦筋その1
血行不良と乾燥。手の爪の縦じわは爪の根本を保湿クリームでマッサージすると改善できる場合があります。が、爪が生え変わるまでには数か月かかるので根気よく続けてみてください。
③縦筋その2
麺類やどんぶりものだけで食事を済ませるとビタミンが不足しがちです。
④横線
ケガをした後から横線が出てきた場合は外傷が原因の可能性があります。
⑤反り爪・スプーンネイル
鉄分不足。爪以外に自律神経等の症状がある場合は食べ物だけで改善するには時間かかりすぎます。サプリを上手に利用してください。
⑥ばち状爪
呼吸器・循環器に疾患がある方に良く見られます。その場合はすべての手指に現れます。
⑦赤っぽい爪
心臓疾患に注意。私も割と赤い爪をしています。実は祖母が心疾患でしたが関係あるかな??
⑧黒っぽい筋
爪の根本にホクロや内出血がある場合も。
真っ黒い線が出て、広がる・増える様なら皮膚科の受診をお勧めします。
⑧白い爪
肝臓・腎臓に注意。
⑧薄い爪・はがれる爪
たんぱく質、鉄分、ビタミンA・C・B6の欠乏。毎食手のひら一枚分のたんぱく質をとりましょう。玉子なら2つ。甲状腺の病気をお持ちの方も薄い方が多いそうです。
あくまでご参考程度に
いろいろと紹介いたしましたが、「ふ~んそうなのね」程度に思ってくださいね。私は足と靴のプロではありますが、お医者様ではありませんので…
でも、爪って内臓や脳に比べて栄養が後回しにされる部分なので、健康状態は現れやすい部分。おや?なんか変だな?と感じたら体からのサインです。
見逃さないようにしてあげましょうね。
参考文献
爪病変大辞典
この記事を書いた人
ダ・ヴィンチのあし 代表
1986年熊本市南区生まれ。熊本市内の住宅会社で宅建士として勤務していたが、結婚を機に阿蘇へ移住、靴販売に携わる。
足トラブルのあまりの多さに、靴販売の限界を感じフットケアサロンオープンを決意。2018年長女出産。2020年あその靴屋さんフジカワ内にダ・ヴィンチのあしをオープン。趣味は小学生の時から続けている茶道。
【資格】宅地建物取引士、茶道裏千家准教授、JPポドロジープロフェッショナル