外反母趾の予防と悪化させないための靴選びのコツ｜前傾姿勢を改善し、足の痛みを軽減する方法

外反母趾にお悩みの方がよく選びがちなのが「４E」「幅広の靴」です。しかし、一般にはあまり知られていませんが、幅広の靴を履くことがかえって外反母趾を悪化させる原因になってしまいます。そこで、ここでは足に「良い靴」の選び方や、外反母趾を予防・改善するためにできる姿勢の改善についてご紹介します。

  「外反母趾の原因は幅の広い足やハイヒールなどの窮屈な靴だ」とよく言われますが、実はそうではありません。外反母趾の本当の原因は、体の重心が前に傾いていることと幅広の靴なのです。

 

前傾姿勢が引き起こすつま先への負荷

普段から前傾姿勢が強いと、体重がつま先に集中し、足の「横アーチ」がつぶれやすくなります。これが続くと、親指が外側に向かって変形し、外反母趾が進行してしまいます。特に、パソコンやスマホを見る姿勢、育児、料理などは重心が前にかかりがちです。

猫背・ストレートネック・反り腰の方もつま先への負担は大きくなります。

なぜ幅広靴が外反母趾を悪化させるのか？

幅広靴は足が靴の中で滑りやすく、つま先が前に押し出されることが多くなります。この状態が続くと、つま先の形に余計な負荷がかかり、親指が変形しやすくなります。また、靴の中で足が不安定になるため、歩行のバランスも崩れやすく、足全体の筋肉や関節に負担がかかることも。

外反母趾を予防するための「良い靴」の条件

足幅に合った靴

靴の横幅が合っていることが重要です。足の横幅に合った靴を履くことで、足の「横アーチ」をサポートし、つま先や親指の付け根部分への負担を軽減します。痛みのある方は不安があると思いますが、シューフィッターや足の専門家に相談してください。思い込みで靴を買ってこれまで失敗してきたのですから専門家への相談は賢い選択です。

かかとが硬い靴

かかと部分がしっかりフィットする靴を選ぶことで、靴の中で足が前に滑るのを防ぎます。足がしっかりと靴に固定されることで、つま先の変形や痛みが抑えられます。かかと部が柔らかい靴は体の言いなりになってしまい、サポート力がありません。もちろん、かかとを踏んで靴を履くのもダメですよ。

程よい硬さを持つインソール

しっかりしたインソールは、足のアーチを支え、自然な歩行をサポートします。足が痛い方はどうしてもふわふわの柔らかいものを選びたくなりますが、柔らかいインソールは砂浜のように力を吸収してしまうので疲れやすくなります

ロングウォークをしたいなら硬めのインソールがおすすめです

靴紐でしっかりと固定できるタイプ

靴紐で横幅を調整できるスニーカーは、前後左右のブレを抑え、つま先への無理な負担を減らします。せっかくスニーカーを履いていても靴紐を緩めたままにしているのは勿体無いです！それではブカブカのスリッパを履いているのと同じですよ。

外反母趾を予防・改善するための姿勢と靴選びのコツ

靴選びの際はフィッティングを大切に

足幅や長さが合っているだけでなく、歩行時の安定感も重要です。特に外反母趾が進行している方は縫い目や素材なども履き心地に大きく影響を与えます。自分に合う靴がわからない方はシューフィッターのいるお店で相談しましょう。

靴を履いた状態での姿勢を意識

靴を履いたときに正しい姿勢を保てるかを確認しましょう。姿勢を意識することで、体全体のバランスが整い、つま先や親指への負担が軽減されます。

正しい姿勢がわからない・正しい姿勢にすると体が辛い場合は筋肉のこりを緩めて正しい姿勢を体にインストールしましょう。信頼できる整体師さん、トレーナーさんに相談してみてください

足元と靴からの改善には「ダ・ヴィンチのあし」がおすすめ

「ダ・ヴィンチのあし」の足整体では、筋肉のコリをほぐし、下半身のバランスを整えることで、体全体の重心を正しい位置に保つことができます。これにより、外反母趾やつま先の痛みを軽減するだけでなく、猫背やストレートネックによる肩こりや首の負担の軽減も期待できます。もちろん靴の見直しやご相談、調整もできますよ。

外反母趾だけど好きな靴が履きたいという方は足整体を継続することで「靴をえらばない丈夫な足」を目指すことができます